仕入れたい商品を発注しようとする貴方!一旦お待ちください。
契約と決済を忘れてはいけません!!
実際、海外との金銭のやり取りは、国内と異なり、法律が及ばず泣き寝入りせざるを得ない場合があります。
それを防ぐためにどうするか?それが、貿易を行うために必要な「貿易実務」の知識です。
貿易実務とは?
現代でもITが発展している中で、紙媒体(カミ)は依然として必要です。貿易はビジネスの最先端のようなイメージがあるかもしれませんが、意外とアナログな要素が残っています。
そして、貿易の流れは大まかに「契約」「輸送」「決済」の三段階です。
「契約」は、輸出者と輸入者が契約書を取り交わすことです。輸出者は買い手企業を選び、輸入者は商品と取引先企業を選定します。契約時には、どの国でも英文で契約書を交わし、その際にはインコタームズや決済方法も決めます。
「輸送」は、輸出者から輸入者への商品の届けるプロセスです。インコタームズに従い、売り手と買い手それぞれが輸送手段や通関、保険を手配していきます。
「決済」は、輸出者と輸入者の間での「代金支払い・受け取り」「商品の引き渡し・引き取り」に関わります。前払い、後払い、ネット決済、銀行経由のL/C決済など、さまざまな手段があります。取引実績や信用度、国の安定性などによって最適な決済方法を選ぶことが重要です。
次回は、契約時に必要な要点について詳しく書いていきます。興味を持っていただければ幸いです!